石は無くなるのか?その13

今日は討ち入りの日ですね。最近はあまり見かけなくなりました。押入る時の陣太鼓の音が好きで、ドロン、、ドロン、、ドロン、、という風な音だったと思って動画サイトで確認してみましたが結構早いテンポの陣太鼓もあるんですね。遅いのは見つけられませんでした。

前回まで長々と前段の話を続けてまいりましたが、比較的短期に区切ったまとめとしては

〇特定の石材は今後採掘されなくなる可能性が高い

〇新規鉱山の開発は途切れない

という所です。

原石の質は採掘の時期によって変化するものであり、”同じ丁場で採れた石であっても、同じ石では無い”というのが大前提です。また、限りなく採掘できる丁場と言うのも存在しないため、すべての石材はいずれ採掘されなくなるということも事実です。

※SPIも夏前に止まったそうですね。。。現在はどうなんでしょうか

※業界の方向けのお話です

石材商社としては、その石が”今までと同じ程度に均一である”かどうかの判断については、様々に調査を行い、定期的に丁場の情報を確認し、その材料の状態を丁場・工場・お客様と共有しながら仕事を進めております。

変化の中で使えなくなる石(無くなる石)が出てくることは避けようが有りません。対して、新しい石が出てくることもありますし、国内には数百年前から使われている銘石も多々残っています。短期的な観点では、使用石材の短期間での変更は多くの場合に難しい問題ですが、その選定については必ず丁場や工場の状況を踏まえて判断する必要があります。

お客様に常に全丁場の最新情報をお届けするのはあまり現実的では有りません。必要な時に最新かつ適切な情報をご案内する為に、ご案内の前段のお話として、その1から12まで丁場や工場のお話をさせて頂きました。ご通読頂けましたら幸いです。

まとめるまでに13回もかかってしまいました。書き始めた時はボリュームなど気にしておりませんで、週一回と思いながら随時書き下してみましたが、内容に繰り返しやつじつまが合っていないところなど有ればご容赦ください。できるだけ実態に即して書いたつもりです。

今年もあと少し、年内はあと何回アップできるのでしょうか。討ち入りが済むと一気に年末気分です。今晩は動画サイトで忠臣蔵でも探してみます!