石は無くなるのか?その6

夏ごろに周辺で活動していた熊が北広島市内にて捕獲されたそうです。当時は物々しい雰囲気でして、夜道がとたんに不気味さを増し、熊の影だけでこんなに気持ちが変わるのかと感じたものでした(実際は影すらみておりません)。秋には例年熊の事故が増加するので、その前に収束してくれてよかったなと思います。捕獲に関係された皆様、お疲れさまでございました。

石は無くなるのかその6ですが、今までの2つ(その4その5)で概ね説明してしまいまして、それぞれにラップする領域もあり蛇足感が否めませんが、章立てに合わせてブログを書きます。理由の3つめです。

〇使用量の減少(による採石の停止)

停止リスクや採石コストの増加で徐々に値上がりしていく石は単純に需要が減るだけではなく、他の丁場の石と競合していくことにもなります。

値段が上がる(高い)ということは他所の丁場から見るとそれだけ採石(開発や原石の移動)にコストをかける余地があるという事で、他の丁場で採掘コストがあわなかった石もコストがあう(競合する)ようになってきます。

コストが上がる、需要が減る、競合する石は増える、となると使用する量は減少し、その結果採算がとれなくなり(設備投資ができず、免許の更新を行えないために)閉山となってしまいます。

その2で挙げた石が無くなるようにみえる理由のうちの1つ、採石(丁場)の停止についてを終わります。

さて、その2を見返してみますと 8/3の私には石が無くなるようにみえる理由はあと二つあるようでして、

〇質の低下(変化)

〇加工の停止

との事です。次回は質の低下(変化)について考えてみます。